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https://blogs.yahoo.co.jp/roady_6 から引っ越してきました。最近は何かと忙しく放置気味。

石見銀山の大久保間歩限定公開ツアー 1

石見銀山といえば、子どもの頃に行ったことはありますが、近県の寂れた観光地という印象が強かったものです。
世界遺産登録が決まったときは「え、あの石見銀山が!?」と思ったのですが、私と同じ思いは、石見銀山の近くに住む人ほど大きかったのではないでしょうか?

しかし、昨年の世界遺産登録以来、石見銀山には観光客が多く訪れて大変な賑わいというじゃないですか。三瓶山から近いし、久しぶりに行ってみようかと、石見銀山をウェブで調べていたところ見つけたのが、「石見銀山 大久保間歩 一般公開限定ツアー」。
 http://www.iwami.or.jp/ginzan/index.htm
参加費\3,800(入坑料\2,000のほか、ガイド料や保険料を含む)と少々値は張りますが、日頃は見ることができない“限定”という言葉にひかれて申し込みをしたのでした。(12月~2月に行っていないのはコウモリが冬眠するため)

まず「世界遺産センター」でビデオ鑑賞(途中から観たのですが、おそらくTBS製作「世界遺産」)のあと、ガイドさんの説明で展示モデルを見てから、バスに乗り込みます。
 http://www.iwamigin.jp/ohda/minasdeplata/ginzan/index.html

注意事項に従って、前日の三瓶山登山の服装に、ヴァスクのトレランシューズを履き、ドイターの小型ザックにパタゴニアのハードシェルなどを入れて参加したのですが、バスを降りてからの道は里山を歩くようなものと思えばいいでしょう。
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ガイドさんの説明を受けながら、金生鉱山を通り過ぎて、大久保間歩に到着。
大久保間歩手前の小屋で、参加者は荷物を預けて、ヘルメット装着のうえ長靴に履き替え、懐中電灯を渡されます。そんなに明るい懐中電灯ではないし、片手がふさがって撮影の妨げにもなるので、ヘッドランプを持ってくればよかったなぁ。
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間歩の中は、数箇所に電灯や柵などがある以外は(おそらく)当時のままで、足元のトロッコ枕木を踏まないように注意しながら歩いて見て約30分間の滞在でした。
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事前説明では内部は寒いということでしたが、それほどでもなく、パタゴニアR2を着ていてちょうどよい感じ。ほかの観光地の鉱山とは違って、生々しいです。この真っ暗な中をわずかな明かりを頼りに堀っていたんだなあ。鉱脈を求めて、細いトンネルがアリの巣のように縦に横に斜めに延びていて凄い。

イメージ 4
この写真が石見銀山最大の大久保間歩でも、一番大きなところ。上へ上へと掘っていって、横に木が渡してあるのが見えます。