Every Day Is Exactly The Same

https://blogs.yahoo.co.jp/roady_6 から引っ越してきました。最近は何かと忙しく放置気味。

NOMOS Tangenteのオーバーホール

ノモスタンジェント(TAN171-W1)を購入したのは福岡ですし、県内でも下関市まで行かないと取扱店もないため、株式会社大沢商会グループ・アフターサービスセンターに電話して直接オーバーホールを依頼しました。保証書提示で、料金は合計22,890円(分解掃除21,000円 ・代引き手数料800円 ・消費税1,090円 )でした。

購入したのは2005年。ノモスの製品に一部改良したムーブメントを搭載するマイナーチェンジが行われ、そのマイナーチェンジ前のモデルを定価98,000円の2割引で買ったのでした。その後、ムーブメントの部品自社率を高めていったり、自動巻きモデルなどが追加されたりされたことで価格がずいぶんと上がってしまったので(単なる値上げとは違いますが)、あのときに買っておいてよかったなぁと思います。

そういえば、シースルーバックが今や標準化されていることにビックリ。 
美しく仕上げられたムーブメントはケースの中に収められ、ふだんは見ることはできません。 
いかにもわたしは機械式時計です、とムーブメントを自慢げに見せている時計が多いなかで(中略)中身にこだわる。あなたという人間に似ています。いつか、ふたを開けた時計屋さんがびっくりすることでしょう。 と、購入時の冊子にあったのになぁ。
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今だったら、昔の倍近く値上がりしたノモスよりSTOWA Anteaを選ぶかなと思いますが、こちらもずいぶんとイイ値段になっていますね。以前は6万円くらいだったと記憶しているのですが…

購入したタンジェントの話に戻しますと、しっかりしたホーウイン社製シェルコードバンの純正バンドが付いていましたが、私の細手首にはあまりにも長過ぎました(オプションで短い仕様もあります)。
ポンチでバンドに穴を開けてベルツ社のバタフライバックルにしたところ、なんとか付けられるようになりましたが、青焼きの針にあわせたディモデル社の紺色バンドを経て、現在はボネット・シンチュリーニ社のリバーシブル・ダイビング・ストラップにしています。

本当は紺色が欲しかったのですが、品切れのため黒色を選択
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何十万円という価格の時計であってもETA社のムーブメントを載せるだけというのも珍しくないのですが、ノモスではETA社の部品を自社でチューニングして組み立てており、この価格にして精度も抜群(現在は、さらに手が加えられています。詳しくは公式サイトで)。
1日当たりの誤差10秒というのは機械式時計では当たり前ですが、私のノモス・タンジェントは大アタリなのか1日の誤差はほぼゼロでした。

バウハウスの影響を感じる端整な外見に、見ることはできないけれど青焼きネジが使われるなど磨き上げたムーブメントが備わったリーズナブルな価格の時計。大のお気に入りです。