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https://blogs.yahoo.co.jp/roady_6 から引っ越してきました。最近は何かと忙しく放置気味。

2011北京旅行  2 慕田峪長城

9月2日(金) 晴れ
朝起きてから冷蔵庫内のレッドブルを飲んでみたが、見慣れた青い缶と違って、缶は太いしデザインもまったく違う。飲んで、炭酸が効いていないのにまたビックリした。

ホテルの朝食は、よくある感じのメニューであったが、餃子スープがおいしかった。もっと中国らしい料理があればいいのになぁと思ったが、あんまり食べる人がいないんだろう。

夏期はテラスでも食事ができて、故宮や景山公園が見渡せる
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2日目以降は、なぜか料理の名札が消えたので、ふたを開けて中身を確認しないといけなかった。雰囲気はいいんだけど、サービス面は要改善だなあぁと思うことが多いホテルだった。


今日の目的地は、万里の長城である。
もっとも有名な八達嶺長城はツアー客などで混雑し土産物屋が乱立していることから、静かなところを探した。理想を言えば金山嶺長城に行きたかったのだが、かなり時間がかかるので、慕田峪長城に決めた。

10時前に東直門バスターミナルで、直行便936路がいつ出発するか尋ねたところ、一日1本のみの運行で今日はもう出発して、明日の便は7時発(!)とのこと。
そこで、「地球の歩き方」を参考に、バスとタクシーを利用して行くことにした。懐柔区行き916路のバス(11元)に乗車。快速バスだったので、「明珠広場」バス停までは1時間少々だった。
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バスを降りるなり、「慕田峪か?慕田峪か?」とオッサンが話しかけてきた。
値段を尋ねると片道60元だったが、ほかにタクシーがいないか確認したいので、「トイレに行くから、後でね」と振り切ろうとすると、オッサンはトイレに連れてってやると先導し始めた。
最初に入った店にはトイレがなかったので、次に連れて行かれたのが薄暗いネットカフェ。パソコンがずらっと並ぶ部屋には、映画を見たりゲームを楽しんだりする若者がいた。
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なぜかタクシーが見当たらないし、オッサンのしつこさに根負けして、ネットカフェを出てから値段交渉を開始。ガイドブックには50元とあったが?と伝えるも、それは昔の話だと値切りに応じず60元で交渉成立し、乗せられたのが天津一汽・夏利(シャレード)だった。
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ボロいし後席も狭いクルマだったが、田舎道を飛ばして約30分でリフト乗り場前の駐車場に到着した。
オッサンによれば、中国人でも八達嶺には行くが慕田峪に来ることはほとんどなく、欧米人客が多いとのこと。帰りも迎えに来るというので、15:30に待ち合わせとした。

チケット代は、入場料40元+リフト(上り)・スライダー(下り)利用料で合計110元。スキーリフトみたいなのに乗って長城に着いたが、健脚の方には登山道もある。
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長城は客も多くなくて、静かで美しい。稜線に沿ってつくられているので、場所によっては傾斜がきついし、左右が傾いていて、よくこんなものをつくったものだと感心した。やはり“百聞は一見にしかず”である。

遠くまで延びる長城
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リフトを降りて右側の大角楼を目指して歩き始めたが、飲料水等を売っている所は1か所のみ。途中に傾斜がキツイところもあって、距離は短いが汗が噴き出してくる。

全景図。左へ行けば、ロープウェイで降りられる
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傾斜がきつい箇所は、雪があると滑りそうだ
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左下に見えるのが、正関台
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楼上の中から
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終点の奥をのぞくと、修復前の姿の長城があった
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帰路で、5月の右ひざ痛が再発!当分、山登りは無理っぽい…

帰路で利用した約6分間のスライダー(滑道)は最高に楽しめた!
最初はコーナーで怖かったが、慣れてきてスピードを上げると前の集団に引っかかってスローダウンせざるおえなかったのが残念。時間があれば、もう一度乗りたかったなぁ。このスライダーに乗るだけのためでも、慕田峪に行く価値は十分にある。
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長城を降りたところのレストランで、遅めの昼食をとった。注文したのは、焼きそば、水餃子と缶ビール2本で、味はまあまあ(123元)。

油っこいが、味が薄い焼きそば
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水餃子は、皮がやや硬かった以外はおいしかった
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食後は土産屋で値切ってTシャツを購入。一軒だけ、かわいいパンダTシャツがあったので、値札を見たら238元って…。
(柄は違うが)ほかの店では60元だったよとオバチャンに言うと、やや慌てていたが、「これは上質な生地を使っているんだ」と言ってなかなか値下げに応じず、最終的にはブツブツ文句を言いつつ5枚で150元にしてもらった。
ちなみに、帰国後にコチラで購入した赤いTシャツを洗うと、いまどき信じられないくらいの色落ちでほかの洗濯物がピンク染めになってしまった…
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そうこうしているうちに、あっという間に待ち合わせの時間になり、オッサンに明珠広場バス停まで連れて行ってもらい、快速バスで東直門まで戻った。
最初は胡散臭く思ったが、運転は荒いものの良心的なオッサンだったな。