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https://blogs.yahoo.co.jp/roady_6 から引っ越してきました。最近は何かと忙しく放置気味。

表大雪縦走 4 (南沼キャンプ指定地~トムラウシ温泉)

7月25日(雨) 南沼キャンプ指定地~トムラウシ温泉

6:20南沼キャンプ指定地→8:30コマドリ沢分岐→12:00温泉コース分岐→13:39トムラウシ温泉→「拓殖バス」16:15トムラウシ温泉→17:45新得駅(\2,000)→「JR特急スーパーおおぞら12号」18:14新得駅→20:13札幌駅着後、札幌泊

隣の大学ワンゲル部(?)の撤収開始で、5時過ぎに目が覚めた。
雨雲レーダーを見ようと携帯電話の電源を久しぶりに入れたところ、電波圏内!23日に「至急電話を」との職場からの伝言があった。休み中は携帯電話の圏外だというのは伝えてあったんだけどなぁ…で、肝心のEZwebは接続できず…

6:20 夜中はかなり強く雨が降っていたが、今は降ったりやんだりの状態。(上)キャプリーン2、(下)アクティブスポーツボクサーブリーフ、CW-Xモンベル・トレッキングパンツに、パタゴニアジェットストリームジャケット+モンベルGORE-TEX ショートスパッツ、モンベル・レインダンサーパンツをつけて下山開始。

岩場を慎重に下りつつ、トムラウシ公園、前トム平を通過。

8:30 こまどり沢の長~い雪渓に到着。水場もあったが、ここで補給しなかったのはあとで後悔することになる…
また、この辺りからトムラウシ山を目指して上ってくるヒトたちとすれ違い始めて、「もう登ってきたんですか」と尋ねられること多し。
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雪渓を下る前に軽アイゼンを付けるかどうか迷ったが、付けずに慎重に下っていたら、アイゼンを付けたおじいさんに追い抜かれた。
この方は旭川在住で登山歴60年という75歳の方!南沼から抜きつ抜かれつ、いっしょに下ってきたのだが、「歳をとるとダメだね。20kgは重すぎた」とのこと。いやぁ、ものすごい75歳である。自分があと40年後にテントを背負って縦走できるかどうかはものすごく怪しい。

おじいさんから「短縮登山口にクルマを止めているから、トムラウシ温泉まで乗せていってあげるよ」とお誘いがあったのだが、「またいつ来られるかどうかわからないので、最後まで自分の足で下りたい」とお断りしたのも、あとで後悔することに…

コマドリ沢分岐の急坂から、展望はまったくないうえ、道がドロドロにぬかるみ始めて、浅い水たまりに足を突っ込んだつもりが、くるぶしまで埋まるのもしばしば。気をつけていたが、ついにすべってこけるし、靴の中に水も入ってきたし、気温が高いので合羽もサウナスーツ状態。
30分ごとに、木陰で上半身真っ裸になってキャプリーン2をしぼる、というのを繰り返した。面倒だけど、アンダーウェアの水分が少なくなると気持ちいい。

上り坂になると古傷の左ひざも痛むようになってきて、温泉コース分岐を過ぎてからは蚊もまとわりつくし、道をふさぐ倒木が多くなって木をまたぐのもダルい。
ぐちょぐちょの足が気持ち悪いし、残り1時間あたりで水も250mlしかなくなるし、おじいさんに乗せてもらうんだったなぁと後悔しつつヘロヘロの状態で13:39 国民宿舎 東大雪荘に到着!!

自販機でジュースを飲み干したあと、駐車場の一角にある洗い場でウェア等の泥を落として干すことができた。
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ここでも携帯電話の圏外だったので、館内の公衆電話で下山の連絡を済ませて、3日ぶりに入った温泉が(循環だが)気持ちよかったこと!
 http://www.netbeet.ne.jp/~taisetsu/tomurausi1.html

昨日、五色岳あたりで出会った40歳前後の男性も同じころに下山してきて、いっしょのバスで帰ることになった。拓殖バスの時刻表では予約優先となっていたが、新得駅までの乗客は4人だけ。
 http://www.takubus.com/

JR新得駅前で新得そばを食べて、「特急スーパーおおぞら12号」の車中で駅弁「いわしのぼっかぶりずし」を食べた。札幌駅に到着後、地下鉄に乗り換えて「ホテルトリニティ札幌」へ。
山に登るのは当分いいやと思っていたけれども、人込みの中に入ると、あぁ昨日までの3日間が懐かしいと思ってしまう。

予約しておいたツインルームの部屋で、テントを張って乾かしたり、汚れ物を洗ったりしていたら22時を過ぎていたし、満腹だったので、外出せずに寝ることにした。
本当は居酒屋「魚菜」に行くつもりで、札幌泊にしたんだけどな。