犬島アートプロジェクト「精錬所」

岡山県犬島にある旧精錬所の存在を知ったのは3年ぐらい前のこと。
ウェブで下調べをしているうちに、旧精錬所付近が工事中で立ち入り禁止になっているらしいことを知り、2008年4月に犬島アートプロジェクト「精錬所」が開始。同年9月に予約をしていたのですが都合によりキャンセルしていたので、やっと訪問が実現したわけです。

チケットセンターで簡単な説明を受けたあと、近くにいたおばあさんがガイドをするというのにびっくり！
犬島生まれ・犬島育ちというおばあさんは昭和9年生まれだから75歳になりますが、そんな年齢とはまったく感じさせないお元気な方で、アートワークの解説や子どものころに遊び場にしていたという旧精錬所の思い出などを語ってくださいました。

見学ツアーは主に（1）三分一博志氏の建築「精錬所」、(2)その内部にある柳幸典氏のアートワーク、(3)敷地内に点在する近代化産業遺産の旧精錬所に分けられ、近代化産業遺産の撮影は自由！
約70分間の見学ツアー終了後にガイドさんはいなくなりますが、オートロックの柵で仕切られた敷地外に出るタイミングは個人の自由なので、時間に余裕があれば好きなだけ撮影することができるでしょう。

敷地内の撮影はほとんど禁止だろうし、出発前の予報では天気がよくなかったこともあり、コンデジを持ってきていたのですが、当日は天気もよくなったことだし、こんなに撮影が許されるのであれば一眼レフを持ってくればよかったと後悔・・・

精錬時のくずから作られた「カラミ煉瓦」は重量があって、独特の質感です。自宅の塀にでも使ったら雰囲気がよさそうです。

昔の子どもは、この塀の上を走り回って遊んでいたらしい

昔はプール代わりにしていたという石切り場跡

発電所跡地