Every Day Is Exactly The Same

https://blogs.yahoo.co.jp/roady_6 から引っ越してきました。最近は何かと忙しく放置気味。

2020年に観た映画ベスト&ワースト

 コロナ禍で洋画の公開延期が続き、映画館で観た本数は11本。

「続ボラット」のように、配信に切り替えたことでいち早く自宅で鑑賞できた作品もありましたが、やはり映画は大画面と音響のよい大スクリーンで観たいものです。

 

ベスト1

ikutsumono-katasumini.jp
この世界の片隅に」は劇場で2回観ている好きな映画。でも、この度の長尺版は40分追加の約168分間と聞いて「長い…どうしようかな」と思ったこともあったのですが、観てよかった!
まず、原作を読んでいないと分かりづらかった点が、追加シーンによりかなりわかりやすくなったと共に、すずさんがただの”天然”じゃなかったんだなという印象も受けます。
観る前には約3時間という上映時間に身構えていましたが、いったん観始めればまったく長いとは思わず、本当に完成度が高いエクステンディッド版です。でも、台風の場面はなくてもよかったかな。

ベスト2

klockworx-asia.com
2か月3週間振りの映画館ということもあったのだが、ヨカッタ。

犯罪都市では狂犬のようだったチン・ソンギュが、味のあるキャラクターを演じています。しばしば笑い声が漏れる娯楽作品で、鶏唐揚げが恋しくなった!

 

ベスト3

wwws.warnerbros.co.jp
いろいろなロケ地で撮影した上質なスパイ映画で始まるのですが、中盤以降、今作の肝である壮大な仕掛けが明らかにされると頭が混乱してきます。「インセプション」を観たときに、こんなにややこしい映画がヒットするとは意外だなぁと思ったものですが、今作の難易度は数段上といった感じ。
とりあえずの感想としては、セリフと比べてBGMの音量が大き過ぎ。マイケル・ケインが痩せてさらに歳取った。エリザベス・デビッキの役回りが「ナイト・マネージャー」そっくり(今作で彼女のファンになった方は、ナイト~と「コードネーム U.N.C.L.E.」をお勧め)。衣装がイイ。格闘シーンの動きがよく判らんといったところ。
もう少し分かりやすくできなかったのかと思いつつも、ノーラン作品ファンであれば楽しめる作品でしょう。個人的には、ダンケルクよりはいいけれど、インターステラーインセプションの方が好きといったところです。

ベスト3には入らなかったもの、政治ドキュメンタリーの当たり年で、「なぜ君は総理大臣になれないのか」、「はりぼて」もヨカッタです。

 

ワースト1

www.phantom-film.com


ウィッカーマン」(1973年版)のファンとして大いに期待したのですが、おもしろかったのはコミューンに入って、ある事件が勃発後しばらくまで位かなぁ。
その後に延々と続くアレコレは、どうも芝居がかっているというか何の意味があるのか分からないし、映画にのめり込むことができなくなってしまった。